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3月の焼津水揚げ近況

1カ月もブログ放置してすいません。

時間を何とか見つけて更新しなければならなかったのですが…。

とりあえず魚屋らしく浜のあれこれをお知らせ。

小川港水揚げ状況

 

小川港では旋網船の水揚げが続いています。

中部海区で獲れたサバがメインです。

 

画像のサバはサイズが大振りで鮮度も抜群。見た目はばっちり。

ただ、時期的に卵、白子をがっつり持っており、脂はいまいち。

 

大半は三重に送られて凍結され、餌や輸出向け貨物になります。

旋網も盛漁期ですが、最近は定置網も好調。

少し前にイワシが大量に湧いたのを契機に、様々な魚が網に入るようになりました。

 

割合としてはイワシやアジなど、青物が多いです。

その中で目を引くのはイカ。大不漁が続くスルメイカですが、最近は駿河湾や相模湾などの近海で漁が続いており、この日もそこそこの水揚げがありました。200-250gくらいのほどほどのサイズで、鮮度は抜群。基本的に鮮魚になります。

当社としては、値段的に凍結が難しく手が出ないのが残念です。

 

このほかにもサバ船も連日サバを水揚げしており、最近の小川港は割とにぎやかな日々が続いています。

焼津港水揚げ近況

遠洋漁獲船凍カツオ販売結果

おなじみ、遠洋漁獲船凍カツオの販売結果です。左が旋網、右が一本釣りになります。

 

旋網船も一本釣り船もカツオだけを狙うのではなく、マグロも狙います。それらは赤物と呼ばれ、カツオとは別に売られるのですが、今年はこれが大不漁。マグロが足りません。カツオも足りているわけではないのですが、マグロは全く足りない状況が続いています。

 

当社でも赤物不足の煽りを受け、冷蔵庫が空き気味。保管していた赤物原料が連日加工場へ出庫されていくため、蔵からは荷物が減る一方です。勿論、入庫してくる分もあるのですが、それ以上に出庫がすごい。

そんなわけで。冷凍のマグロ原料を潤沢に確保している方がおられるなら、今焼津ではビジネスチャンスかもしれません。