12/1焼津港船凍カツオ販売結果
本日、焼津港にて船凍カツオの販売がございました。上段画像左が旋網、右が一本釣りです。
焼津では現在、年末を控えて蔵が埋まりつつあります。その事情を反映してか、浜値は全体的に下げ傾向です。
しかし、カツオが足りているかというとそうでもないという。タタキ原料に向くような一本釣りのカツオは不足しています。サイズの方よりも大きく、大型に極端に偏っていますね。また、単純に数量が少ないだけでなく、海水温の関係で脂ののったカツオを探すのが難しい。
当社でも年末のお歳暮・正月用品向けで例年通りカツオのタタキを扱っておりますが、仕入れにこんなに苦労したのは今年が初めて。本当に足りていないことを肌で感じます。
近海鮮魚水揚げ状況
鮮魚の水揚げは焼津、小川両港とも少ないと言わざるを得ない状況です。
定置網やサバ船、小型旋網などまとまった水揚げに乏しく。釣り船の水揚げも大してない日も珍しくない。
毎朝の市場の光景も寂しいものです。
焼津に限らず、鮮魚の水揚げは各地で不足しています。特に顕著なのがサバ・イワシといった旋網漁獲の多獲性の魚。
現在旋網船が北部太平洋で操業中ですが、数が少ない上に魚体も小型寄り。サンマも冬になって漁獲が増えましたが、時期外れということもあり魚体は小型。さらにアジやカマスも不足しています。
状況良いものの方が少ないという…。
昨年もそうでしたが、今年も加工屋さんの苦労が偲ばれます。
師走を迎えて
水揚げ不足とコロナ禍もよる消費減退のダブルパンチで業界全体が大変な一年でしたが、それもあと一カ月。本当に時間が経つのはあっという間です。
画像は売り出し用の塩数の子。これを小分けにしてお客様にお届けします。
例年通り、品質で厳選した一品です。
年末大売出し、ご注文は引き続き承っております。
詳しくは特設ページまで。
よろしくお願いいたします。