5/30焼津港水揚げ情報

大雨が過ぎたと思ったら突然真夏並みの暑さに見舞われました。

これからの時期は冷蔵庫に限らず水産業にとっては大変です。なにせ暑さは鮮度の敵。

そして冷蔵庫にとっては、庫内の冷却にかかる電気代が高くなってきます。

 

それでも今日は暑さは控えめな方でしたが、そんな中で本日焼津港にて船凍カツオの販売がございました。

上段左画像が旋網、右が一本釣りです。

どちらも値段は続落です。旋網についてはスタートが高かったので、浜値が底を打ったかと思いましたが、結局安値に。

どこまで下がるのか…


 

一方こちらは本日焼津港にて販売された船凍のトンボマグロ。

 

漁場は近海とありますが、具体的には紀伊半島の沖のあたりです。

 

こちらがそのトンボマグロ。ビンチョウマグロ、ビンナガマグロと呼ばれるものと同じ。

ヒレが非常に長いのが特徴で、これがトンボの羽のように見えることからトンボマグロ。

魚体を正面から見たときに、顔の両側に位置することになるヒレが長いひげのように見えることから、髭(ビン)ナガマグロ。

呼び名はいずれも見た目に由来しています。

 

こちらは船凍ものと同じく紀伊半島沖で漁獲されたものが先日焼津港にて鮮魚で水揚げされました。

値段は10kg↑がk400円、その下がk380円。

市内で凍結してネギトロなどの加工原料になると思われます。

例年、このくらいの時期になると主に房州にて生のトンボマグロが水揚げされています。以前は焼津まで生で送って凍結していましたが、最近は銚子で凍結することがほとんど。その後焼津に送られて保管されます。

陸に揚げてから凍結するので陸冷といいますが、毎年陸冷のマグロが出回るようになると春も終わりに近づいてきた感があります。